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2009-03-14 10:35 | カテゴリ:お手入れ
ジャンル:ヘルス・ダイエット テーマ:美容・健康・アンチエイジング
white flower
photo by プルメリア(photost.jp

美容に関する用語のひとつとして、"ターンオーバー"という言葉をよく目にします。美容関連で使う場合は皮膚の生まれ変わりのサイクルのことを言います。

肌(皮膚)の構造はまず表面から「表皮」「真皮」「皮下構造」と続き、その一番上、約0.2mm程度の厚さの表皮は多重層で構成され、上から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」となっており…
という難しい話はやめておきましょう。私も素人ですからまったく分かりません。

とにかくこの0.2mmの表皮の奥の方、基底層で作られた新しい細胞が少しずつ形を変化させながら皮膚表面へ押し上げられて、アカやフケとなってはがれ落ちる一連の流れがターンオーバー、いわゆる肌周期です。

では理想的な肌周期とは何日くらいなのか?
新しい細胞が角質になるまで、約28日ですよね。これはほとんどの方がご存知だと思います。角質となってから剥がれ落ちるまでは約14日といわれます。
加齢とともにこのターンオーバーが徐々に遅くなっていくことも、ほとんどの方がご存知だと思います。

ターンオーバーが遅くなるとどうなるのか?
古くなった角質が溜まってきますから、ゴワゴワとした肌になり透明感がなくなって肌がくすんできます。化粧品の浸透も悪くなりがちです。
こうなると必要に応じてピーリングをしたり、ふき取り化粧水を使ったりしてケアしてあげる必要がでてきます。これは正しい処置です。

でもね。さっき言ったように、加齢によってターンオーバーの期間が長くなっていくのはよく知られたことなので、肌がくすんでいたり、ごわついたりかさついたりするとすぐに、「ターンオーバーが遅くなってきてるんだわ。ピーリング石鹸でダブル洗顔してふき取り化粧水でふき取って、あとはピーリングしてむき卵肌にならなくちゃ!」と、いわゆる角質ケアに走りがち。でもこれ、やりすぎるのはとっても危険なんです。

角質は死んだ細胞だとよく言われますが、実は外的刺激から体を守るバリア機能という、大切な役割があります。バリア機能が低下すると、異物の侵入に対し反応し、炎症などの皮膚トラブルを起こす原因となってしまうし、大切な水分を蒸発させてしまうので、乾燥肌の原因にもなるんです。
実はこの角質層のバリア機能については、1994年ごろに分かったばかりなんですって。意外と新しい知識なのですね。

また、いい角質層は、良いセラミドやNMF(天然保湿因子)を作り出します
角質はすごく大事なものなのです。

さきほどターンオーバーが遅くなるとどうなるか、を書きました。もうお分かりだと思いますが、逆にターンオーバーが早くなるとどうなるでしょう?

ターンオーバーが早くなると、時間をかけて育たなければならない細胞がじっくり育たず、未熟なまま角質層を作ってしまうので、外部からの障害を受けやすく、非常に弱い状態になります。たとえば、依然私が体験した肌荒れ時のように、それまで普通に使っていた化粧品がヒリヒリして使えなくなったりすることも。保水力も足りないので、肌はどんどん乾燥していって、乾燥によるさまざまなトラブルを招きます。

ターンオーバーが早すぎて角質が厚くなることもあります。
未熟児の角質がどんどん作られるために、角質層が厚くなって、カサカサでキメが粗く、部分的にザラザラした肌になったりするのです。

つまりターンオーバーが遅すぎても早すぎても、角質肥厚が起こり、それによってゴワゴワ、カサカサ、くすみ、乾燥などのトラブルを招いてしまうということです。

まずは自分の肌の状態をきちんと知るのもお手入れのコツです。
コスメカウンターの機械などで調べてもらうこともできますが、私のお勧めはポーラの無料スキンチェック。角質細胞の大きさや並び具合などをはじめとした肌の状態が、詳しいレポートの形でいただけます。アペックス・アイのサンプルもひととおりいただけて、とってもお得ですよ。(私のスキンチェックの結果はコチラです)

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